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【活動体験記:陸前高田市「学びの部屋」第2期B班(2014年8月23日~8月24日)】

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私は、 8 月 23 ・ 24 日実施の陸前高田市学習支援ボランティアに参加しました。ここで、ボランティアの内容や感想等をお話させていただきたいと思います。 ●今回の活動の概要  私たちの班の構成は、大学院生 4 名、学部生 2 名の計 6 名で、陸前高田市立第一中学校、米崎小学校、広田小学校の 3 ヶ所に、それぞれ 2 名ずつ派遣されました。  自習に来られた生徒さんの数は、第一中学で 4 名、米崎で 3 名、広田では 0 名でした。 第一中学、米崎では、日曜日としては多くの生徒さんが参加され、それぞれ濃密な時間を過ごすことができました。 広田小学校では、今回は生徒さんは来られなかったようですが、派遣されたボランティア学生は、支援員の方に NPO の活動のお話を伺ったり、小学校付近の沿岸の状況を見学したりと、有意義な経験をすることができたようです。 ●米崎小学校での活動  私は、米崎小学校に派遣されました。開始から終了まで中 3 の生徒が 1 名、午前中に高 3 の生徒が 2 名、自習に来られました。  開始当初は、お互いに緊張する面もありましたが、積極的に話しかけることで徐々に打ち解けることができたように思います。 ●感想  今回感じたのは、自習に来られる生徒さんが求めるものは様々であるということです。学校の宿題でわからないところを教えて欲しい、大学受験の勉強を教えて欲しい、勉強というよりは大学のことや将来のことなど色々な話がしたい、など、今回の活動でも様々なニーズがあるように思いました。そのニーズを汲み取って、それぞれの生徒さんに適した接し方をすることが重要であり、また難しい点であると感じました。  また、震災から 3 年以上が経過し、被災された生徒さんが、進学、就職等、人生の次のステージに向かって着々と歩まれている様子が非常に印象的でした。  今回の活動で私が貢献できたことは僅かですが、多くのことを学ぶことができたと思います。引き続き自分に出来る限りの支援活動を行っていきたいと考えています。 (法科大学院・3年)

【活動体験記:陸前高田市「学びの部屋」第2期A班(2014年8月9日~8月10日)】

8月9、10日に岩手県陸前高田市内の小中学校にて中高生への学習支援活動を行いましたのでご報告いたします。 今回の活動場所である陸前高田市は東京から遠いため、初日は移動のみで具体的な活動は行いませんでした。夕方に遠野市の施設に到着し、班のメンバーとミーティング、食事、歓談などをして翌日の活動に備えました。今回のメンバーは工学部や法学部などさまざまな学部から来ており、学部間交流の良い機会になったようにも思います。 二日目は、早朝に施設を出発してバスで陸前高田市内に移動しました。今回は市内の高田第一中学校に3人が、広田小学校に2人が向かい、それぞれ「学びの部屋」という、生徒さんの自主学習をサポートする教室にお邪魔しそこで学習のお手伝いをしました。あいにくの雨天のため生徒さんは少なく、午前午後を通して高田第一中学校、広田小学校ともに2名のみの参加でした。夏休みということもあり、宿題のサポートがメインでしたが、勉強だけではなく将来の目標や大学生活のことなどについて生徒さんとお話しするなど、交流を深めることもできたように思います。 こういった学習支援活動は目に見える形で復興のお手伝いができる訳ではありません。しかし、塾や家庭教師といった学校外での学習支援システムが当たり前のように備わっている東京近郊とは異なり、まだ復興の最中でこういったシステムが十分に整っていない被災地においては、このような活動は微力ながらも被災された生徒さんの生活の質を高めるという意味で意義があるのだと思います。 活動を終えた後、海岸近くに出て津波により被災した地域を回りました。津波により破壊された家屋がそのままで残っていたり、震災後誰も立ち入らなくなって瓦礫が残ったまま草木が生えていたりする光景を目の当たりにし、心が痛むとともに震災から3年経った現在でも復興はまだまだ十分ではなく、今後私たちがお手伝いできることはいくらでもあるのだということを強く実感しました。 最後になりましたが、一日でも早く被災地の復興が成し遂げられ、被災された方々の笑顔が戻る日が来ることを心より願います。 (理学部・3年)

【活動体験記:陸前高田市「学びの部屋」第1期D班(2014年7月26日~7月27日)】

私たちD班は7/27(日)に陸前高田市の小中学校を訪れ、学習支援ボランティアの活動を行いました。その活動の体験をここに記します。 簡単に学習支援ボランティアについて説明します。学習支援ボランティアでは、陸前高田市の小中学校に東大生が伺い、勉強をしに来る中学生や高校生に勉強を教えるという活動をしています。今回は陸前高田市立第一中学校、米崎小学校、広田小学校の3ヶ所に班員が分かれて活動をしました。なお、章ごとに執筆者が異なりますので、ご注意ください。 ◎活動内容 私は陸前高田市立第一中学校に訪問しました。午前中は生徒が来なかったため、近くにある「みんなの家」(参考: http://rikuzentakataminnanoie.jimdo.com/ )を訪問し、被災された方から現在の復興の様子について伺いました。さらに、奇跡の一本松を見学しました。周辺では土地のかさ上げをするために山を削って土を移す作業が巨大な建設設備を用いて行われており、陸前高田の自然豊かな光景と対照的でした。 午後1時から生徒4名(中学生3名と高校生1名)が来ました。彼らは8月にアメリカを10日間訪問して現地の高校生と交流するプログラムに参加する生徒たちで、現地で行う自己紹介を兼ねた3分間のスピーチ原稿の添削をしました。どの生徒も各自伝えたい内容をしっかり持っていて最後の発表会では堂々とスピーチをしており、添削することで役に立てたというやりがいを感じました。 ◎活動に参加しようと思った動機 日本に留学してもうすぐ4年間が経ちます。2011年4月の震災後に日本に来た私は、東北の状況を自分の目で確かめたいという思いが絶えず持っていました。しかし、最初2年間は石川県の金沢に住んでいた私は円高に悩まされて経済的に苦労した時期を経験し、やっと日本で出会った友人のおかげで、奨学金をいただき、東京大学に入学することもできました。東京大学の東北に支援するボランティア活動を偶然に出会い、いつか恩返しをしたい、さらに東北の子供達の現状を知りたいという気持ちを持っていた私は、このボランティアに応募しました。 ◎参加した感想 広田小学校では残念ながら生徒は来ませんでしたが、その分、指導員の方とたくさんのお話ができました。指導員の方から直接、当地の震災時およびその後の状況をお聞きすることで

【活動体験記:相馬市「寺子屋」第2期C班(2014年8月9日~10日)】

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私たちC班は、2014年8月9日と同月10日の2日間にわたり、福島県相馬市において、市内の中学生に向けた学習支援ボランティアを行ってきました。 活動内容は生徒が各自持参した教材に関して生徒のわからないところを私たち学生が教えるというもので、1日目は13名、2日目は8名の中学1~3年生が参加してくれました。特に今回は夏休み終了まで約2週間だったようで、夏休みの宿題をしている生徒が多いように見受けられました。C班は7名でしたので、いずれの日程の参加者にもほぼ一対一で対応することができ、コミュニケーションしやすく充実した学習支援を行える環境でした。 活動を終えて、もっとも印象に残ったのは相馬の子供たちの素直さでした。生徒たちは皆緊張した面持ちではありましたが、私たちの話をよく聞いてくれました。震災で被害を受け、辛い経験を経てきたであろう生徒たちのそのような素直さや時折見せる笑顔にどんな思いが込められているのだろうと思い返しています。 また、現地の職員の方が津波のあとを案内してくださり、震災後の相馬の状況を知ることができました。実際に現地に行ってみなければ、住宅と入り江の近さや海の黒々とした怖さ、真っ暗な家が立ち並ぶさみしさを知ることはできなかったと思います。 1日目の夜、学生同士で今回のボランティアに参加した理由やきっかけを話し合ったこともとても良い思い出です。 私は初めてこの学習支援ボランティアに参加しました。活動を終えて、生徒とのコミュニケーションの取り方や勉強の教え方など反省点も多々ありますが、相馬の中学生、職員の方々、そしてC班のメンバーに出会え、本当に参加してよかったと思います。 (法科大学院・2年)

【活動体験記:相馬市「寺子屋」第2期B班(2014年7月19日~20日)】

7/19・20の2日間、福島県相馬市に現地の中学生を対象にした学習支援活動に行ってきました。活動自体は7/19夕方に相馬市生涯学習会館で、7/20午前中に相馬駅前に新しく建ったルイ・ビトン会館で行いました。 私が前回参加したのは昨年度3月でしたが、その際に会った子供たちも数名いて、懐かしい印象を受けました。今回は、夏休み開始直後の勉強会ということで、学校の宿題を持参している子供が多かったです。2日間、勉強のことはもちろん、学校や部活の話、夏休みの予定などの話題で、多くの子供たちと交流しました。また、県大会で部活の試合を控える子供たちもちらほらいました。子供たちは元気一杯で、一生懸命に話をしてくれる様子に、逆に私が元気をもらい、行って良かったと思える2日間でした。 今回の活動が子供たちの役に立ったかは分かりませんが、子供たちが健やかに育ってくれればと思います。また時間があれば、子供たちの様子を見に行きたいと強く思いました。貴重な機会をありがとうございました! (新領域創成科学研究科・博士3年)