【活動体験記:陸前高田市「学びの部屋」第4期B班(2014年11月1日~11月2日)】

寒さが厳しい11月1日、2日、土日を利用して陸前高田市の学習支援ボランティアに参加していきました。


◆活動内容

活動は2日目の午前中から始まり、参加した東大生6人が陸前高田市内の3つの小中学校に別れて、学習支援を行いました。広田小学校では、午前中生徒が来なかったため、午後から高田第一中で活動している学生と合流しました。第一中学校では、午前中は生徒が来なかったため、11月1〜2日と高田一中のグラウンドで開催されていた「陸前高田産業まつり」のステージに立ち、「学びの部屋」を通じて東大から学習支援に来ていることを地域の人にアピールしました。また、「学びの部屋」の主催者の方ともお話ができ、貴重なお話を伺いました。午後は、合計で3人の高校生が来てくれました。米崎小学校では合計で4人の生徒が訪れました。現地の支援員さんのギターに合わせて生徒が歌を歌うなど、「学びの部屋」が学習の場としてだけでなく、憩いの場としての役割も果たしている様子でした。

「陸前高田産業まつり」のステージで活動をアピール

◆初めて被災地を訪れて

今回、初めて被災地を訪れるメンバーがほとんどで、仮設住宅の立ち並ぶ学校のグラウンドや、震災の爪痕の残る日常に衝撃を受けた人もいました。悲惨な状況を目にし、被災地の復興に何らかの手助けをしたいという気持ちや、機会があればまた支援に参加したいという感想が上がりました。また、以前に東北へボランティアに行ったことのあるメンバーも東京にいると忘れてしまいがちな東北の様子を目にして、継続して東北へ訪れていくことの大切さを実感しました。




◆これからの「学びの部屋」について

訪れる生徒数が少なかったことで、ボランティアとして十分活動できなかったのではないかと考える人が多かったようです。学びの部屋の主催者の方から数年前と比較して、来る生徒の人数が減ってきているという話を伺い、ただ単に東大生が支援に行くのではなく、東大生がイベントを持参して生徒が来るきっかけにするのはどうかという意見があがりました。また、日曜日だけでなく土曜日も活動して、現地の人々とも交流できれば良いのではないか、学習支援をするという姿勢よりも見聞を広めるという姿勢で取り組むのが良いのではないか、などこれからの支援活動について考える様々な意見が上がりました。

歌をうたう場面も

◆より多くの東大生に参加してほしい!

実際に被災地の現状を目にしたことはメンバーそれぞれにとって、大きな意味を持ったようです。被災地へボランティアに行きたいと思っていながらきっかけをつかめずにいる方も多いのではないでしょうか。このプログラムはそんな方にも参加のしやすいプログラムとなっているので、是非より多くの方に東北訪れ、自分の目で見て感じてきてもらいたいと思います。

(工学部・3年)

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