【活動体験記紹介②:大熊町学習支援ボランティア in 会津若松 29年度実施】

こんにちは、UTVC(東京大学復興ボランティア会議)です!

前回から、29年度に実施した活動に参加した参加者の活動体験記を紹介しています。

第2弾の今回は、「大熊町学習支援ボランティア」派遣の参加者の活動体験記をご紹介します!

・UTVCのボランティアってどんな感じ?
・聞いたことがあって、今年度参加してみたい!
・参加したことはあるけど違う地域の活動はどんな感じなのだろう?
という方は、是非、読んで頂けると嬉しいです!

第二回~大熊町学習支援ボランティア編~
【活動体験記①:大熊町学習支援ボランティア(夏期)(7月31日〜8月4日)】
 東北に行くのは初めてで、まず会津若松に着いて感じたのはかなり人が少ないということでした。中学校に行く前は不安がありましたが、先生方の雰囲気があたたかく、安心しました。生徒達は元気いっぱいで、遊んでいたと思っていたら気づくとすごく集中して勉強を始めていて切り替えの早さに驚かされました。また、思っていたより中学3年生の勉強している内容が高度で、お互いに問題を作って出し合ったりしていてむしろこちらが刺激を受けました。朝早くから登校し、夏休みの課題も多く、自分が中学生だったときを思い返してみましたがだらだらと夏休みを過ごしてしまっていたことを反省しました。そして、今更ながらも、曖昧であった中学範囲の理科社会の範囲を見直し始めるきっかけになりました。
また、5日間ともに過ごした大学生同士でも交流を深めることができました。自分は今まで主にサークル活動中心の大学生活でしたが、皆すでに世界旅行やほかのボランティアなど様々なことを経験しており、刺激を受けました。自分も今後またボランティアなど様々な活動に携わっていきたいと感じました。
宿の方や温泉、宿の近くの食堂の方など、学校外の会津の方々も気さくに話しかけてくださって全体的にアットホームな空間であると感じました。


 生徒と震災の話になることはなく、人数が少ないことを除けばごく普通の、むしろPCなどの設備がとても充実していて快適な中学校であったため、大熊中学校の状況を深く意識せずにいました。ですが、廊下に放射線警戒区域や帰宅困難区域を示した地図が展示されており、もともとの大熊中学校の位置と福島第一原発の位置関係を見て改めてすぐ近くに位置していたことを認識しました。生徒たちは6年前の震災当時、約79歳であまり覚えていないかもしれませんが、覚えている範囲の状況を伝えていってもらいたい、と感じました。
 短い間でしたが、大熊町中学校の生徒と触れ合う貴重な体験をさせていただいたことに感謝します。
(理学部・3年)

【活動体験記②:大熊町学習支援ボランティア(夏期)(7月31日〜8月4日)】
 最初は何気なく参加したのですが、とても良い経験、思い出になりました。当然のことながら、大熊中学校の子供たちは「中学生」で、一人一人が色んなことを考えていました。でも、周囲には「被災地の子供」として、ひとくくりに見られてしまうこともあるようでした。一方で僕らは、「東大生」として勉強を教えに来た頭のいい人たち!と少々大仰に紹介されて、子供達も最初は少し接し辛そうにしていたような気もしました。なので僕は彼らとあくまで「一人の中学生」と「一人の大学生」として話せるように努めました。最初の日には勉強をあまりしてくれなかった子が、最後の日にはしっかり勉強しながら「楽しかった!」と言ってくれたのは、個人的にはとても感動しました。また、勉強に限らず、趣味の話や部活の話、一緒にスポーツしたりなんかもできて、とても楽しかったです。
(教育学部・3年)

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