【活動体験記:相馬市「寺子屋」第1期A班(2014年5月17日~18日)】

1日目は、相馬市生涯学習支援会館にて約3時間、学習支援活動を行いました。中学1年生から3年生まで約20人の生徒が集まりました。はじめは東大生側も生徒側も少し緊張していましたが、時間が経つにつれて打ち解けられたように思います。教育委員会の方は東北の子ども達は恥ずかしがり屋が多く、なかなか自分の言いたいことを発言できない子が多いとおっしゃっていましたが、慣れてきて緊張がほぐれてくれば積極的に質問してくる子も多かったので、生徒達が質問しやすくなるように東大生側から積極的に話しかけてあげるといいと思いました。部活後で疲れている子も多かったですが、みんな一生懸命勉強に取り組んでいました。短い時間でしたが、自分達が来たことで生徒達に少しでも良い影響を与えられていたらうれしく思います。

2日目はルイ=ヴィトン・グループの寄付によって設立されたLVMH子どもアートメゾンにて活動しました。LVMHアートメゾンは全面ガラス張りの近代的なドーム状の建物で、内装は天然素材の机や椅子などシンプルでありながら洗練されており、開放的な雰囲気の中で学習指導を行うことができました。7人のボランティアに対し集まった中学生は8人で、1日目よりも1人の生徒と密に接することができました。教育委員会の方もおっしゃっていたように、私が今まで接してきた他の地方の中学生たちと比べて、相馬の中学生たちは表情の変化や口数が少ないという印象を受けました。ただ学習に対する姿勢は真面目で、ほとんどの子が熱心に説明を聞いてくれました。生徒数が少なかったため、分からない問題の答えをすぐ教えるのではなく一緒に考える、解き方を考えさせる、ということを意識して、1人の生徒に対して時間をかけて指導するようにしました。


(工学系研究科・博士2年)



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