【活動体験記:陸前高田市「学びの部屋」第2期A班(2014年8月9日~8月10日)】

8月9、10日に岩手県陸前高田市内の小中学校にて中高生への学習支援活動を行いましたのでご報告いたします。

今回の活動場所である陸前高田市は東京から遠いため、初日は移動のみで具体的な活動は行いませんでした。夕方に遠野市の施設に到着し、班のメンバーとミーティング、食事、歓談などをして翌日の活動に備えました。今回のメンバーは工学部や法学部などさまざまな学部から来ており、学部間交流の良い機会になったようにも思います。

二日目は、早朝に施設を出発してバスで陸前高田市内に移動しました。今回は市内の高田第一中学校に3人が、広田小学校に2人が向かい、それぞれ「学びの部屋」という、生徒さんの自主学習をサポートする教室にお邪魔しそこで学習のお手伝いをしました。あいにくの雨天のため生徒さんは少なく、午前午後を通して高田第一中学校、広田小学校ともに2名のみの参加でした。夏休みということもあり、宿題のサポートがメインでしたが、勉強だけではなく将来の目標や大学生活のことなどについて生徒さんとお話しするなど、交流を深めることもできたように思います。

こういった学習支援活動は目に見える形で復興のお手伝いができる訳ではありません。しかし、塾や家庭教師といった学校外での学習支援システムが当たり前のように備わっている東京近郊とは異なり、まだ復興の最中でこういったシステムが十分に整っていない被災地においては、このような活動は微力ながらも被災された生徒さんの生活の質を高めるという意味で意義があるのだと思います。

活動を終えた後、海岸近くに出て津波により被災した地域を回りました。津波により破壊された家屋がそのままで残っていたり、震災後誰も立ち入らなくなって瓦礫が残ったまま草木が生えていたりする光景を目の当たりにし、心が痛むとともに震災から3年経った現在でも復興はまだまだ十分ではなく、今後私たちがお手伝いできることはいくらでもあるのだということを強く実感しました。

最後になりましたが、一日でも早く被災地の復興が成し遂げられ、被災された方々の笑顔が戻る日が来ることを心より願います。

(理学部・3年)

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