【活動体験記:相馬市「寺子屋」第3期C班(2014年10月4日~5日)】

 福島駅で新幹線を降りると、肌寒さに驚かされます。
 最高気温が16度だとか。ちょうどぐんと冷え込んだ日にあたったためでもありますが、東北の厳しい気候を彷彿とさせる寒さでした。

 今回は10月最初の派遣です。今回は土曜日の部は21人、日曜日の部は12人の生徒が参加してくれました。中間テストの時期(ある中学校に至っては、翌月曜日がテスト!)ということで、みな懸命に試験範囲のワークなどに取り組んでいました。


みな試験に向けて勉強に取り組んでいます

 テスト前ということで、いつもほど子供たちと雑談したり、自己紹介で色々な話をしたりといった時間はとれませんでしたが、それでも休憩時間などを使って子供たちと交流を深めることができました。

 実は筆者は、今回でもう4回目の参加になります。ある生徒からは「また来たんですね」とも言ってもらえました(良い意味であることを願っています笑)。参加回数を重ねて現地の教育委員会の方や生徒たちと少しずつ信頼関係を深めていくことの大切さを、足を運ぶ度に実感しています。
 そのいっぽうで、活動の裾野を広げることも大切です。今回も多くの学生が初めての参加でした。初めての参加者には、初めてだからこそ持てる新鮮な視点があり、生徒たちも多様な東大生と触れ合うことでいっそう刺激を受けることができるはずです。それぞれ立場の違う参加者どうしがうまく支え合って活動を充実させて行けるよう、心がけていきたいです。

活動場所にて記念写真

 ちなみに今回は活動の前後で希望者がそれぞれ観光の時間を設けました。現地の方のアドバイスもいただきつつ、福島や相馬の美味しい食事を堪能できました。学習支援活動ももちろんですが、こういったプラスアルファの活動も通じて、東北をより身近に感じることのできる学生が増えていけば良いなと思います。

福島駅そばの展望室から信夫山を眺める

 ところで、活動中の天候は最後に少し雨に降られた程度で済みましたが、台風18号の接近により翌6日は市内の中学校がすべて休校となったそうです。中間テストも順延し、テストまでもう1日間が空くという予想外の事態に。
 生徒たちが中間テストで実力を出し尽くせていることを、願っています。

(文学部・4年)

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