【活動体験記:相馬市「寺子屋」第3期A班(2015年8月22日~23日)】

僕は今回初めて相馬のボランティアに行ってきたが、それぞれの日で生徒さんと会えるのはその日限りである事もあり、学習支援中はどうすれば来てくれた子供達に上手く勉強を伝えられるのか、そんな短い時間で子供達の勉強の悩みを解消させられるほどの実力が自分にあるのか、という不安の方が強かった。
実際、1日目は34人の子供たちの勉強しか見ることが出来ず、子供たちも、こちらから働きかけないとあまり積極的に質問はしない傾向があって、もどかしい思いをした。

2日目はテーブル固定になったので、1人の子の勉強をじっくりしっかり見ることが出来、計算上の悪い癖などを発見して訂正したり出来たので、その子にとって僕はなんとか役に立てたのではないかと思う。


そして、2日目に印象的だったのは僕と同じ席で他の子を指導していた安宅さんの、その子に向き合う姿勢だ。
最初、その子は目をなかなか合わせず、話をしてもなかなか会話が帰って来ず何かあるのかなと僕は思った。安宅さんがその子の好きな趣味から心をほぐし、仲良くなって詳しく話を聞くと、その子は学校で友達と上手くいかず、新しいクラスで孤立しているみたいでかなり悩んでいるらしい。また夏休みが始まるとクラスのその子たちに会うのが嫌だから、夏休み開けるのが嫌だとさえ言っていた。その子に対し、彼女は悩みを聞き、自分の経験を話し、自分なりのアドバイスを一生懸命考え、与えていた。
その子は安宅さんに心を開き、学校への不安が取り除かれたのか、安宅さんが行う学習支援をどんどんこなし、問題を一緒に解いて自分でもできたすごいすごい、と安宅さんと一緒にとても喜んでいた。

学習支援のあるべき形を見せてもらって、とても嬉しかった。

(理学部・4年

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