【活動体験記:相馬市「寺子屋」第4期A班(2015年10月3日~4日)】


 大熊町の学習支援ボランティアに参加してから一年と少し、相馬市の学習支援ボランティアにも参加することにした。そして、同じ被災地でも状況はかなり異なるという印象を受けた。相馬市においては教える場所は仮設ではなくしっかりとした建物であり、年々生徒が減っている状況にもない。教えている最中は特に「被災地」であると感じることはなかった。ただ、様々なタイプの子供がいるということに全国どこでも変わりはない。黙々と課題をこなす子、内気だが話しかければ色々と聞いてくれる子、全く集中せず周りにちょっかいを出す子、人懐っこく積極的に質問してくれる子など様々であった。そんな多様性あふれる子供達ではあるけれども素直という点では共通しており、そのおかげもあって最低限の手伝いはできたように思う。聞かれたことには答えてあげられたし、理解のレベルを上げることはできた。ただ、3時間ずつという限られた時間の中で、どれだけの影響を子供達に与えられただろうかという疑問は残った。子供達と盛り上がれる共通の話題が一つでもあればもっと打ち解けられただろうし、教えるにしても子供達に「面白い!」と思わせられるような教え方ができれば良かったとは思う。それでも、自分自身の今後に役立つ経験にはなったし、子供達にとってもいつかこの日のことを思い出してくれる日が来るのではないかと願っている。

(人文社会系・修士1年)


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