【活動体験記:陸前高田市「学びの部屋」第3期A班(2015年8月25日~8月28日)】

【学習支援について】
 自分は825日~27日の3日間、高田第一中学校において中高生を相手に活動を行いました。活動内容としては、生徒の質問に答えることが主でしたが、こちらから疑問点がないか尋ねたり、勉強方法を提示したりもしました。1日目は見ず知らずの関係なので、なかなか話すこともできず、ただ質問を稀に受けて答えるだけでしたが、2・3日目は、一応どんな人なのかを知っていることもあって、少しずつおしゃべりもするようになりました。共に活動を行った『子どものエンパワメントいわて(E-patch)』の方は、「陸前高田などの岩手県沿岸部には大学がなく、大学生と会うこと自体稀です。さらに塾もないので、勉強や受験に関する良い情報自体が手に入りにくいのです」とおっしゃっていました。だから、このボランティアのように、現役の大学生と会って話をすることは、生徒たちにとっていい刺激になりうるそうです。このことを聞いて、自分は以下の案を思いつきました。

提案:ボランティアに参加するメンバーは、高校時代に参考にした勉強方法などに関する本(自腹)を各自1冊持って行って、現地の学校かどこかに寄贈するというルールを作ってみてはいかがでしょうか? 「そんな本はない」とおっしゃる方は、(面倒ですが)自分が中高時代どういう風に勉強していたのか、どうやって効率を上げたりや結果をだしていたのかを具体的に書いて、A4用紙数枚にまとめたものを寄贈してみてはどうでしょう?
 地方の中高生のデメリットは、勉強についての情報へのアクセスの悪さだと思います。質が高く、リアリティを持った情報が手に入りにくいのです。もし、効果的な学習支援をしようと思うなら、自分達が定期的に彼らをサポートしに行くだけでなく、彼ら自身が日常的により良い勉強方法を模索し獲得できるような状況・きっかけをつくることも必要だと思います。個人的には「勉強は結局自分でやるものだ(やれやれ)」と思っていますが、一方で、先達の色々な方法論を聞き知ることで初めて、自分の方法論を懐疑し改善させていくことができるのではないでしょうか?
 ちなみに、もしこの提案を受け入れてくださるのなら、もう1つ重要なポイントがあると思っています。それは、寄贈する本・文章に、各自が名前・所属・日付を書き込むことです。これらがある方が、匿名の誰かではなく、リアリティのある声・意見であることが明確になりますから。

【被災地に行って】

 26日に予定通り陸前高田市内で、27日には運良く気仙沼大工左官伝承館というところで、語り部さんから震災についてのお話を伺いました。被災地を見回ったことはありますが、語り部さん達から直接お話を伺うのは初めてだったので、自分にとってはとても良い経験になりました。震災に対する感情や意見・立ち位置は人それぞれだとしても現地で生の声を聴くという体験はしておいた方が良い、と改めて実感しました。このような機会を与えてくださったUTVCの方々にも感謝しています。具体的なことを書けていませんが、字数超過の為、今回は此処で筆をおきます。

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