【活動体験記:陸前高田市「学びの部屋」第4期E班(2014年12月13日~12月14日)】

あの元気な子たちは今日も来ているだろうか。そんなことを思いながらバスに揺られてしばらくすると、活動場所の広田小学校に到着しました。広田小学校を前回訪れたのは今年の6月で、支援員さんと元気な生徒たちが、勉強をすることはもちろん、学校や部活の話をしたり、時にはふざけ合ったりしている温かい雰囲気がとても印象に残っていました。たった6時間一緒に過ごすだけで、また行ってみたいと思わせてくれるような温もりのある環境。そういうところに「学びの部屋」の一つの大きな魅力があるのだと思います。

今回の参加生徒は2名とやや少なめでしたが、その分勉強のサポートをしっかりできたし、生徒たちと色々な話をすることができました。私が主に勉強のサポートを担当した生徒は6月にも来てくれていた子で、問題を解くスピードが上がっている様子が分かり、(私のおかげではないとはいえ)嬉しく感じました。今回私がそこまですることができたとは思いませんが、複数回活動に参加して生徒の学習レベルの変化を確認し、それを踏まえてのアドバイスなどができればよいのではないかと思います。

もう一人の生徒とはあまり話す時間がなかったのですが、英語が得意で学習意欲があるようでした。聞くところによると「英語の部屋」という英語に特化して学習する(英検対策などを行う)場があるそうで、そういった場での活動にも東大生が参加する、あるいは同様の企画を実施するといった、今までとは違うサポートの在り方もあり得るだろうと考えました。

学習支援活動はハード面ではなくソフト面の支援、いわば「心の復興」を目指すという性格のもので成果は見えづらいのかもしれませんが、「学びの部屋」に私たちが参加することで生徒たちの学習へのモチベーションが少しでも高まったり、将来の進路を考えるきっかけや材料を与えられていたりすればいいなと思います。また、実際に被災地の現状を自分の目で見て肌で感じることで、「復興」の在り方などについて考える材料を得て、班員と議論することもできるということは私たちがこの活動に参加する大きな意義の一つだと感じました。

(文科二類・2年)

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